【WarCry記事】 エコーズ・オブ・フェイドワーのデザイン監督にインタビュー (前編)

投稿日時: 2006-10-17 2:08

猫

エコーズ・オブ・フェイドワーのデザイン監督――Lyndroさんにインタビュー
今日はすべての皆さんにスペシャルな発表があります。当サイトのKendrickeさんはやっとのことでLyndroさん(近日のエコーズ・オブ・フェイドワー拡張パックのデザイン監督)にお忙しいところ時間を割いてもらって、監督自身と拡張パックのことに関するいくつかの質問に答えていただきました。

お名前と現在のSOEでのお立場は?
Akil Hooperです。エコーズ・オブ・フェイドワーのデザイン監督をしています。

SOEでどんなプロジェクトを担当されてきましたか?
オリジナルのEverQuest用のスカーズ・オブ・ヴェリアスの出荷後、すぐにGMとしてSOEで仕事を始めました。Rallos ZekサーバーのGMとしてしばらく過ごして、2002年の春にデザイナーとしてEQ1に異動しました。プレーン・オブ・パワーの仕事を始める前は、Stormhammerサーバー用のライブイベントに取り組んだり、ゾーンの改修をやったりしていました。PoPでは、あちこちの雑用に加え、Plane of Knowledge用のクエスト調整(注: New Apprentice Writeクエストを作成)や、Plane of Tactics(Boar Stampede!)用のイベント、Bastion of Thunderをこなしました。

その後EQ1のデザイナーとして、レガシー・オブ・イキーシャ(Hatesfury、Gunthak)、ロスト・ダンジョンズ・オブ・ノーラス(Gukテーマ)、ゲート・オブ・ディスコード(トリビュートシステム、Ferubi、Qvic)、オーメン・オブ・ウォー(Anguish、メイジとクレリックのEpic 2.0クエスト、ギルドトリビュート)、ドラゴン・オブ・ノーラス(任意の素材)を担当しました。DoNの後、EverQuest2へ異動して、そこではデザート・オブ・フレイム拡張パック(Lockjaw、Cazel、Djinn Master)、キングダム・オブ・スカイ拡張パック(Sepulcher、Devourer)、そして今はエコーズ・オブ・フェイドワーに取り組んでいます。

特に自慢に思って取り組んだ特定のEQ2のエンカウンター、またはプロジェクトは何ですか?
エコーズ・オブ・フェイドワーが具体的な形になっていく様子が本当に嬉しいです。皆さんにとって本当に素晴らしい拡張パックになると思います。また、デザート・オブ・フレイムでは、Djinn Masterをとても自慢に思っています。ユニークなイベント(うまくいかせるには本当に挑戦的)なので、動作しているのを見ることは感動でした。

LyndroさんのEQ2キャラクターと好みのプレイスタイルを少しだけ教えていただけないでしょうか?(キャラ名とサーバーは必要ありません)
この頃はかなりカジュアルプレイヤーで、いくつかの違うクラスを飛び回っています。最初のキャラクターはインクイジターで、少しネクロマンサーをプレイして、現在はPvPサーバーでフューリーをプレイしています。フューリーは、必要であればグループを見つけることにもてこずらないだけでなく、望むなら一人で外に出ていくこともできるので、本当に自分のプレイスタイルに合っています。

客観的にいって答えることが難しい質問と思いますが、一瞬だけ、開発者ではなくプレイヤーのふりをしてください。全体的にEoFの印象はどうですか?
最初から関わっているので、プロジェクトから自分を切り離して考えることは本当に難しいです。この拡張パックでは、皆さんにとってできることがたくさんあると思いますが、(フェイドワー大陸が)具体的に形になっていることがかなり嬉しいです。再訪して改訂されたEQ1のすべての名所を見てきっと興奮されるだろうと思っています。

ベータの準備を整えて、初めて見たプレイヤーがもっとも興奮するのはどんな機能ですか?
マントです。ギルドが自身のためにデザインできる本当に立派なマントがあります。

プレイヤーが見ることに対して、もっとも不安になっているのはどんな機能ですか?
マントです…。とてもカッコイイと思いながらも、こちらが思っているほどプレイヤーが満足しないかもしれないことが不安です(でも、本当にカッコイイです!)。

新しいマントの概要を教えていただけますか? どうやって入手するのでしょう?
マントは、他のアイテムのようにアイテム化されています。ワールドでのドロップ、クエスト完了の報酬、トレードスキルによる作成で入手できます。

ギルドシステムでカスタマイズできるのはすべてのマントですか? それとも一部ですか?
ギルドシステムですべてのマントをカスタマイズできます。プレイヤーはギルドの見た目か、オリジナルの見た目か、どちらを表示するかを切り替えることができます。

誰がマントをカスタマイズできますか?――ギルドオフィサー、またはギルドマスターだけですか? 非ギルドのプレイヤーはいかがですか?――マントをカスタマイズできる?
非ギルドのプレイヤーはマントをカスタマイズできません。またギルドによって作成されたマントはユニークです。似ていることはありますが、同じサーバーの2つのギルドが完全に同じマントを持つことはありません。マントのカスタマイズは、ギルドウィンドウの許可セットなので、ギルドリーダーはどのランクにギルドのマントをカスタマイズできるかを決めることができます。

レベル60のギルドが作成したり、装備したりできるかもしれないマントの種類の例をあげていただけますか? どんなふうに見えて、どんなカスタマイズが利用できるのでしょうか?
ギルドがレベルアップするにつれて、マントのカスタマイズがアンロックされていきます。ギルドレベル15では、マントの背景色と紋章(アイコン)を設定することができます。ギルトレベル30では、装飾(例: マントの縁取りの辺りにある蔦)を追加することができ、ギルドレベル60では、マントの背景パターン(マントの2番目の色か、背景にあるクモの巣の編み込み、など)を設定することができます。選択するときに、それぞれの新しいカスタマイズ(紋章、装飾、パターン)に対して色を選ぶことができます。ですから、レベル60のギルドは、非常に複雑な見た目のマントを持てる可能性があります。

プレイヤーがマントに興奮していることと同じくらい、心配していることもいくつかあります。マントはさらにラグを作りますか? マントを消すオプションはありますか?
一部の方のご心配には気付いていて、マントを消すオプションはあるでしょう。

明らかに一部のクラス(レンジャーやアサシンのような)は完全なマントで非常に活発的に見えがちですが・・・モンクやデファイラーのようなクラスはそうならないかもしれません。違うクラスでは、違う見た目になるようにマントは設計されていますか?
すべてのマントは、誰が着ているかに関係なく同じように見えます。出荷時には、若干の違うマントの形を持つことを計画していますので、みんなのマントが完全に同じには見えない予定です。

(つづく)


▲ヒューマン・男性(SOGAモデル)のマント。豪華な縁取りを付けられるのは、ギルドレベル30から。

記事: Interview With Lyndro - Design Supervisor for Echoes of Faydwer

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