E3 2005: 拡張パック#1 GameSpotプレビュー記事、"法廷システム"って!?

投稿日時: 2005-5-20 3:37

猫

[GameSpot] Matthew Rorie says:
今日、EverQuest II: Desert of Flames(SOEの人気MMOゲームに対する最初のフル拡張)を見るために、密室でSony Online Entertainmentと同伴する機会があった。拡張パックとその内容についてのいくつかの新しい詳細があるので、インプレッションを読み続けてほしい。

Desert of Flamesで見た最初の大きな出来事は、新しい「よじ登り機能」が含まれていたことだった。以前のダウンロード版コンテンツで、SOEがEverQuest IIに破壊可能なオブジェクトを追加したように、「よじ登り」は、屋外での発見と探検のすばらしい感覚によって、EQ2のゲーム世界を広げようとしていることが意図されている。崖を見ても、それによじ登ってみるまで、その上に何があるのかまったくわからないだろう。SOEは、この新しい機能が、拡張パックで追加される数十の新しいゾーンの大きな一部であることを約束している。

The Desert of Flames拡張パックの中枢には、Maj'dulという都市がある(砂漠中央の山賊都市)。明らかに、以前のEQ2では見られなかった新しいゲームプレイ仕様がMaj'dulにある。ほとんどのプレイヤーがすぐに気づくことは、都市にいるほとんどすべてのNPCを攻撃することができ、彼らの多くも同様にプレイヤーを攻撃できることである。これは、都市を統治する派閥(faction)システムのためである。

SOEは、「事実上、都市を統治する4つの派閥("法廷(Courts)"として知られる)があり、プレイヤーのキャラクターは初期には中立だが、最終的には組むべき派閥を選びたいと思うことになる。"Court of Swords"は、都市のウォーリア派閥の代表であり、"Court of Truth"は、都市の検事総長(law Officer)の代表であり、"Court of Tears"は、シーフ、アサシンを含み、"Court of Coin"は、都市における商人の必要性を説く派閥である。」と説明した。明らかに、プレイヤーはこれらの法廷(Court)の1つに賛同して、それぞれの派閥が持つ、ユニークなクエストと報酬設定を張り合うことができる。それは、コンテンツを通じたプレイとして、さまざまな体験をさせてくれるだろう。

極めて興味深い法廷システムのもう1つの側面は、SOEの旧戦闘MMOゲーム「PlanetSide」の精神をもたらすことである。プレイヤーが法廷に協力し、クエストを完成していくと、都市の権力バランスが変化し、サーバーのNPCガードの数が異なる結果となる。したがって、その派閥の強さが必ずしもそのプレイヤーだけに影響するわけではなく、十分なプレイヤーが派閥にしたがって武力を行使し始めれば、サーバー上のすべてのプレイヤーの体験に影響させることができる(ライバル派閥のメンバーを都市から追い出したり、元の位置を取り戻すため反撃を開始したり・・・、など)。

話されたDesert of Flames拡張パックの最後のメジャーな側面は、PvPコンテンツである。その通り、EverQuest IIはまもなく"プレイヤー vs プレイヤー"のコンテンツを持つことになるだろう。ただし、自分の目で確かめることはできなかったが、Desert of Flames出荷時に含まれるSOEの計画について、詳細の一部がある。まず最初に、PvPは主にインスタンスのアリーナで行われるだろう。それはたんにデスマッチ(殺るか、殺られるかのゲームプレイ)ではなく、明らかに「旗取り(Capture the Flag)」「戦線維持(Hold the line)」「見つけて撃破(Seek and Destroy)」のような、ある種のゲームモードがある。SOEは同様に、特定のカスタムゲームモード作成をほのめかしている。

全体に関して面白いことは、アリーナチャンピオンと呼ばれることの含みである。それは本質的に、PvPコンテンツでキャラクターとして使用するため、アリーナへ連れてくる、あらかじめ作成されたキャラクターのことである。もしプレイヤーがレベル20で、高レベル向けのキャラクターに合わせたゲームに参加するためには、これらのアリーナチャンピオンの1つを選び、事実上、戦闘用の異なるキャラクターを使うことができる。アリーナチャンピオンの一部は、CTFゲーム(Capture The Flag: 旗取り)で明白に有利な、素速いゴブリンといった、ユニークなアビリティがある。そのうえ、世界には、ドロップ品として見つけることのできる特定のネームド(Named: 名前付き)チャンピオンがいる。プレイヤーが偶然、悪のウィザード"Dr.Evil"を倒したとしよう。すると、彼はルート可能なアリーナチャンピオン(Dr.Evilウィザード)をドロップするかもしれない。これらのチャンピオンの多くは、自身のスペシャルアビリティを持つため、出荷時のコンテンツで、これらのチャンピオンがどのようにバランスを取られているかを見ることは楽しいだろう。

Sonyは、拡張におけるコンテンツの大体半分がソロ、または小グループ向け対象であり、残りのさらに半分がRaidコンテンツであるという。Raidコンテンツの1つは、Maj'dulに侵入できる能力を持つ1組の強力なドラゴンについての特長だったが、SOEはこれらの敵についての詳細を明らかにすることに気が重かった。拡張パックで、レベルキャップは50から60へ引き上げられるので、拡張パックの出荷後、ともかく内容を探検するだけでも、数週間はかかるかもしれない。

そういえば、現在Desert of Flamesは2005年9月リリースが妥当なところである。将来、さらに多くの詳細のために、魔法のじゅうたんをGameSpotの上空に飛ばせ続けておいてほしい。


▲500年後の"Oasis"と思われるスクリーンショット。

記事: Everquest II Desert of Flames

勝手にまとめ
アリーナチャンピオンの詳細もかなりわかってきたけど、"派閥システム"を改良して、ちょっとサーバーワイドにしたような"法廷システム"に注目!たんにNPCとプレイヤーが敵対的、友好的になるだけじゃなく、強い勢力はガードが増えて、弱い勢力を町から追い出してしまうらしい。factionキープしてても、友好派閥の敵対派閥が強まってくると、ヤヴァイかも?

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