SOEライブ2013(その1)

投稿日時: 2013-8-4 17:36

猫

1.重要【EQ2Wire】EQ2に「ヒロイックキャラクター」の導入決定!――誰でも無料で「すぐにレベル85」
Feldon says:
SOEライブの今夜のEverQuest IIの基調講演では、「ヒロイックキャラクター」がEQ2に登場するという意外な発表が含まれていました。遅かれ早かれ、EQ2には「即レベル90」か「即レベル85」が出てくるだろうという記事を書いたことがあるので、筆者はこのアイデアに反対ではありません。数回の装備の見直しや傭兵のせいで、今のEverQuest IIはレベル1~89まではソロの練習期間で、レベル90から「本当の」ゲームが始まる感じです。

ただし、この発表で気になる部分は、どんなプレイヤーでもレジェンダリーのフル装備とスペル、かなりのAA(AAはキャラクター展開テンプレートに沿って自動的に振られる)で初めてのキャラを作ることができることでした。

DellmonさんとAlisciousさんがEQ2Talkのポッドキャストで即席レベルのキャラについて語っていましたが、このアイデアにはいくつかの条件がありました。1つ目は「即レベル85にできるのは2人目のキャラにすべきでは?」です。少なくとも1人目のキャラは普通に作って、ゲームを学んだり、コミュニティに入ったりしたほうがいいと思います。2つ目は「アイテムはあって当然/典型的なものではなく、オプションで便利なものにしておく」ことです。

誰でも初めてのキャラを即席でレベル85にできるようにしてしまうと、EverQuest IIに新規のプレイヤー(や数年後に復帰したプレイヤー)がそのオプションを使って、あまり深い考えもないまま、スカイシュラインや他のグループに吸い込まれ、自分のキャラを十分に使いこなせなかったり、グループから断られたりして、強いしこりを残してしまう不安があります。

筆者は2007年にEQ2をプレイし始めたので、これは思い出語りではありません。「ヒロイックキャラクター」はゲームの現実を反映したうまいアイデアと思いますが、波及効果があまり考慮されていない「EQ2に戻っておいでよ」プログラムになってしまう可能性も秘めています。この機能に関してフィードバックする時間をとって、若干の変更が入ればいいなと思います。個人的には数名のEQ2開発者と話して、明日のEQ2パネル(特にアイテム関連)で議題にあげてみるつもりです――ブログをお見逃しなく!


▲SOEライブ2013で発表された「ヒロイックキャラクター」。SC不要、1stキャラ不要で、誰でもレベル85/AA280/レジェンダリー装備のキャラを作れる!

記事: Heroic Characters: Insta-Level 85 for Free, for Any Player (No Previous Experience Required) ? Sept 15


2.重要【EQ2Wire】SOE、EQ2拡張パック第10弾「ティアーズ・オブ・ヴィーシャン」を発表!――今秋リリース予定、新クラス「チャネラー」など
Feldon says:
ネバダ州ラスベガスで開催されているSOEライブ2013で、EverQuest IIの基調講演が1時間ほど前に終了しました。明日の3つのEQ2パネル(仕様、拡張パック、アイテム関連)で解説される予定になっている内容について、大きなヒントがありました。

まず、今秋リリースされる拡張パックは「ティアーズ・オブ・ヴィーシャン(ToV)」です。巨大な大陸ゾーンと9つのダンジョンがあるハイレベル向けの拡張パックです。この拡張パックでは、それぞれのダンジョンにクエストとストーリーラインが用意されています。

新しいAAタブ「ドラゴン」 ―― 「ドラゴン」のタブには、アーキタイプごとに異なる4つの選択式のラインがあります。キャラクターのアーキタイプによって、AAタブは異なった名称(Dozekar、Yelenak、Woushi、Trakanon)になります(※ただのテキストです)。今回の拡張パックで、AAキャップは340ポイントに引き上げられます。

Georgesonさんに迷惑をかけずに)明日のアイテム関連パネルについて、何か書けることはあるでしょうか? うーん、あまりありませんが、筆者の口にガムテープを貼って、ニコニコ微笑んでいるとは思わないでください。数か月前、KanderさんがEQ2Talkのインタビューの中で「(次の拡張パックでは)直線的で変化に乏しい退屈なアイテムが無くなり、プレイヤーの選択要素をいれるつもりです。」と話していました。このパネルにはかなり期待しているので、ぜひブログをお見逃しなく!

傭兵スロット ―― 傭兵を保管して、町に戻ることなく(レア/エリート傭兵の場合は、ワールドでもう一度探すことなく)傭兵を入れ替えることができるようになります。この機能には大きな拍手がありました。ところで、EverQuestでは傭兵が強化されるようです。EQ2でも傭兵の強化があればと思います。

T4ギルドホール ―― これには少し驚きました。部屋を飾り付けるためのアイテム制限は2,500個になっているそうですが、誰もゾーンインできませんでした。個人的には、ニューハラスに快適な5~8部屋のギルドホールを見てみたい気がします。

ダンジョンファインダー2.0 ―― システム/仕様パネルをお見逃しなく!

そして最後になりますが、EverQuest IIに新クラスが追加されます。

「チャネラー」クラス
  • アーキタイプ: プリースト
  • クラス: シェーパー
  • サブクラス: チャネラー
  • 「コンストラクト」と呼ばれるペットを備えたプリースト
  • チャネラーのペットはカスタマイズ可
  • チャネラーのプライマリー(メイン)武器は弓
  • レザー装備

「ティアーズ・オブ・ヴィーシャン」について
  • ドラゴンが死ぬと、「エターナル・ブラッドランド」へ召されますが、今回の拡張パックではここが大陸ゾーンでプレイヤーが向かう場所になります。
  • Yelinakはすべての「ヴィーシャンの涙」を見つけるために、プレイヤーを時間と空間が異なるさまざまな場所へ送り込みます。Daratharのエリアは金、Yelinakはイサーニアのように紫、Lord Vyyemは…、など。
  • ダンジョンについて
    • 2つのまったく新しいシッサーをテーマとしたダンジョンがあります。
    • 停滞の間(CoS)―― シッサーによって見捨てられ、今はナヤドが住み着いています。
    • ハイキープ(HK)―― 町とダンジョンがあります。巨大で美しいゾーンです。ゴブリンがはびこっています。
    • ネクサス・コア(NC)―― ものすごくエネルギッシュなゾーンです。あちこちにエネルギーがあふれています。
    • テンプル・オブ・ヴィーシャン(ToV)―― 最近記憶している中でもっとも巨大なダンジョンです。20体のボスがいます。ゾーンが大きすぎるので、最初のダンジョンは飛行可です。


拡張パック後は?
  • フロストフェル ―― 今回はフロストフェル用にまったく新しいゾーンが用意されます。かなり幻想的なゾーンです。
  • 2014年1月 ―― 新しいレイドとフェイブルドダンジョンが予定されています(今回はキングダム・オブ・スカイがテーマです)。さらに仕掛け型のPvPゾーンもあります。
  • 2014年「拡張パック」第11弾 ―― はい、その通り。開発チームはすでに2014年にリリースされる次期拡張パックの計画を立てています。一部のNPCのアニメーションが紹介されました。


▲拡張パック第10弾「ティアーズ・オブ・ヴィーシャン」のロゴ。


▲ToVの大陸ゾーンとなる「エターナル・ブラッドランド」。


▲今回の拡張パックの目玉「チャネラー」。クレリック、ドルイド、シャーマンとは異なる新しいタイプのヒールが使える。

記事: EverQuest II: Tears of Veeshan Expansion and More Announced


3.【EQ2Wire】EQ2パネル#1: システム/仕様
Feldon says:
SOEライブ2013の「EverQuest II: システムパネル」へようこそ。パネリストは、Michael “Xelgad” Ganzさん、Brian “Omougi” Fergusonさん、Kyle “Kander” Valléeさんです。

注意 拡張パックに関するすべての内容は、予告なく変更されることがあります! アイテムについては、次のパネル(EverQuest II: アイテム関連)で発表される予定です。

新AAツリー「ドラゴン」
新しいAAツリー「ドラゴン」は、キャラクターのアーキタイプによって異なるドラゴンになります(※ただのテキストです)。
  • Woushi ―― ファイター
  • Yelenak ―― プリースト
  • Dozekar ―― スカウト
  • Trakanon ―― メイジ



  • 新しいツリーは合計で50ポイントです。
  • KoSのツリーに似ていますが、一番上に入口となるAAがありません。
  • ラインはアーキタイプによって異なります。例えば、メイジは、生存率のラインが1つ、ソロのラインが1つ、ダメージのラインが2つになっています。

ダンジョンファインダー2.0
ようやくダンジョンファインダーが作り直されます!
  • アップデートされたUIでは、キューで自分の順位が表示されます。
  • ダンジョンファインダーを使うと報酬がもらえます ―― このシステムを使うと、ボーナスの通貨、コイン、ルート品の箱が出ます。
  • ダンジョンを生き残るために必要とされる正確な装備のレベルを決定するために内部で計算を行います。
  • マッチメーカーは、タンク、ヒーラー、支援、DPS、その他(2)という機能的なグループだけを組み立てます。
  • マッチメーカーは、グループにメイジがいればトルバドールを、グループにスカウトがいればダージを捕まえようとします。このせいでグループの結成が遅れることはありませんが、可能な範囲でベストなグループを作ろうとします。かなりスマートになっています。



グループビルダーって?
グループを作るのにコンピューターのマッチメーカーに頼るのはもう嫌ですか? LFGを出しているキャラクターで自分好みのグループを作ろう!
  • グループビルダーはダンジョンファインダーのアドバンスモードです。
  • グループリーダーはグループに許可するクラスをカスタマイズできます。特定のゾーンでは特定のタンクに絞ったり、特定のゾーンで特定のクラスを指定することができます。



PvP
  • ウォードは、リアクティブヒールや継続ヒールと比較してバランスがとられる予定です。
  • ヘルスがかなり増えます。果てしない殴り合いを防ぐため、オートアタックのダメージが増えます。
  • エントリーレベルの装備はかなり早く報酬されるはずです。その後の目標もだらだらしたトークン稼ぎで何週間(何か月?)もかかるべきではありません。



生産
  • びっくりするような消耗品が増えます。
  • 「エメラルドホール」タイプのアイテムを追加します。
  • 他の場所と同様、ヒロイックやレイドドロップを使うレシピを追加します。



新クラス「チャネラー」
  • 「コンストラクト」はゴーレム型のペットで、ダメージを防いでくれます。チャネラーは完全なペットクラスではありません。
  • コンストラクトはグループメンバー(またはグループ)が受けるダメージを防ぎます(ACTなどでパース可)。
  • コンストラクトのヘルスはチャネラーのステータスに依存します。
  • コンストラクトは死亡しません。ヘルスが下がるとダメージ吸収が悪くなり、ヘルスが25%になるとダメージ吸収ができなくなります。
  • コンストラクトはmobから攻撃されず、PvPで使うことができます。
  • コンストラクトは通常の方法(食べ物など)ではヒールできず、チャネラーだけがヒールできます。



  • コンストラクトには6つの見た目スロットと4つのアビリティスロットがあります。
  • チャネラーはワールドへ行って、コンストラクトの見た目を取ってくることができます。
  • コンストラクトはビーストロードのウォーダーのようにスキルをアップさせる必要がありません。



  • 「コンジットバー」には10個のスロットがあります。
  • コンストラクトのリペア(回復)系アビリティは、スロット1、スロット2に入れることができます。
  • スロット3は、緊急ヒール用です。
  • スロット4は、デバフです。
  • スロット5~10は「なんでもあり」のスロットになっていて、リペア系、緊急ヒール、デバフ以外のアビリティをどれでもいれることができます。
  • 戦闘中にコンジットバーを変更することはできません。



チャネラーは「ディゾナンス」と呼ばれる、ビーストロードの「サヴェジリー」と同等のしくみを持っています。
  • コンジットバーのアビリティを使うと、ディゾナンスが増えます。
  • ディゾナンスは、0 → 10,000まで上がっていきます。
  • ディゾナンスは、時間とともにゆっくりと下がっていきます。
  • チャネラーはディゾナンスが増えすぎると、コンジットバーのアビリティをキャストできなくなります。メンテナンス型のコンジットは(キャンセルではなく)停止します。



記事: EQ2 Panel #1: Systems/Mechanics SLIDES

勝手にまとめ

  • ペットが身代わりでダメージを吸収してくれる(ウォード型のヒーラー)。
  • ペットが死亡しない。
  • パワーじゃなくてディゾナンスでアビリティをキャストできる。

レイドでかなり使えるクラスかも?

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