ベリオスの定め

投稿日時: 2011-2-21 6:06

猫

1.【ZAM】DoV: ファーストインプレッション
Calthine says:
以下はEverQuest II次期拡張パックのインプレッションです。

ZAMスタッフはHeroes of Test(テスターの皆さん)とともに「ベリオスの定め」でそれなりの時間を過ごしました。皆さんにレポートします。ベリオスは寒いです。オーケー、知ってましたね。「ベリオスの定め」はあらゆるプレイスタイルを提供しますが、出荷まで1週間ですから、ここでは一般論に取り組みたいと思います。※画像はSOEから提供されました。

「ベリオスの定め」には2つの大陸ゾーンがあります。「グレートディバイド(GD)」と「東の荒野(EW)」です。そこでは期待した通り、ソロのコンテンツが見つけられます。クエストは楽しく、報酬も良いことがわかりました。みんなが欲しい飛行マウントのクエストはグレートディバイドのソロのクエストシリーズの一部です。



「サーガディン」はコルデインドワーフの故郷であり、グレードディバイドで見つけられます。ブローカー、銀行、生産エリア、タスクNPCなど通常の設備がある都市エリアと、小さなクエスト拠点の役目を果たします。「Coldain Insignia Ring」のような重要なクエストはサーガディンとコルデインの歴史を巻き込んでいきます。

ベリオスの定めには、10個のグループゾーンと4個のレイドゾーンがあります。「凍てつく氷の塔(ToFS)」や「カール・ドラッケル(KD)」は多くの人がEQ1から思い出す名前です。カール・ドラッケルはこれまでのゲーム中でもっとも大きなコンテストゾーンと称されています。オーダー・オブ・ライムはベリオスで再登場し、彼らとともにプレイヤーはダンジョンを探索し、魔術師ヴェルケーターの運命を発見することができます。ライムのクエストをやった人は、ベリオスに向かう前にもう一度ライムファクションの変身マスクを取り出しておきたいと思うかもしれません。

生産は独自のクエストシリーズや「Coldain Prayer Shawl」のヘリテージクエストなどで相当の愛情を受けています。生産クエストをする人は独自の飛行マウントを入手することもできます。またすべての必須条件をクリアした職人はQhoとさらに時間を過ごすことができます。サーガディンにはレイドのドロップ品を必要とするファクションレシピがあり、優れた装備を追求していくと、再び冒険者と生産者が力を合わせることになります。



もちろんいくつかの変更も導入されます。もっとも議論の的になっている1つはステータスの変更です。回避とレジストのボーナスは敏捷性と英知から削除され、代わりにクラスのバフで埋め合わせされています。重量制限も完全に撤廃され、筋力はファイターにしか利点とならないようにされています。さらにレジストはジュエリーにしか付きません。

Emily "Domino" Taylorさん(EQII生産スキル開発担当)がすでにフォーラムで発表しているように、生産者は「完璧な」ボーナス(初めてバーの4段目のアイテムを生産したときにもらえる経験値ボーナス)が無くなります。これはスペル職人が入手できるレシピ数の格差によって起きるクラス間のレベリングのアンバランスを取り除くために行われました。生産者が利用できる注文タスクやクエスト間の生産経験値は埋め合わせのために少し調整されていますが、それはぜんぜん悪くないこともわかるはずです。

飛行マウントは今回の拡張パックの大きな注目点の1つです。上記の通り、冒険者はグレードディバイドのソロクエストで初めての飛行マウントを入手できます。一方、生産者は「ベリオスの定め」の生産クエストシリーズでもらえます。フリーブラッドも忘れてはいけません――フリーブラッドの「コウモリの群れ」アビリティは、グレードディバイドで類似のクエストシリーズ(冒険レベル)を完了すると飛行能力が与えられます。

飛行そのものは、探検にまったく新しいドアを開きました。大陸ゾーンの上空を飛んでいると、ゾーン内の移動手段を使って感じることのできない自由さを感じさせてくれます。プレイヤーは眼下に広がる戦場を調査したり、目前に広がるゾーン全体の風景に驚きを感じられると思います。この記事を書いている時点で、旧大陸の屋外ゾーンも飛行マウントが使えるようになっています。

ベータは面白かったです。出荷に向けてデータを固めているところです! すべての情報をまとめているところなので、「ベリオスの定め」のページにぜひ注目してください。

記事: Destiny of Velious NDA Lifted


2.【EQ2Wire】DoV: ゾーンの難易度
Feldon says:
以下は「ベリオスの定め」のダンジョンとレイドのゾーン、それぞれのゾーンに関するおおよその難易度の一覧です。この情報はベータ早期のものなので、ベリオスをプレイした人からのコメントをお待ちしています。十分なコメントがあれば、これらの順位は調整していきます。

難易度レーティング
簡単
簡単〜中くらい
中くらい
中くらい〜難


大陸ゾーン
グレードディバイド(レベル86〜90)
東の荒野(レベル89〜90)

グループゾーン
凍てつく氷の塔: 暗影の回廊(SC)
凍てつく氷の塔: アンブラル・ホール(UH)
凍てつく氷の塔: シルトアのたまり場(HoS)
ヴェルケーターの迷宮: 忘れられしプール(FP)
ヴェルケーターの迷宮: ジ・アセント
ヴェルケーターの迷宮: フォートレス・スパイア(FS)
カール・ドラッケル: アイスシャード・キープ(IK)
カール・ドラッケル: 嵐の玉座(ToS)
カール・ドラッケル: ラロスゼックの寺院(ToRZ)
カール・ドラッケル(コンテストゾーン)

レイドゾーン
凍てつく氷の塔(x2)
ヴェルケーターの迷宮: クレイトックの要塞(x4)
カール・ドラッケル: 嵐の玉座――伝説の間!
ラロスゼックの寺院: 石のいしずえ

記事: Destiny of Velious Zone Difficulty List


3.【EQ2Wire】DoV: 急ぎのレポートとSOEに対する不満
Feldon says:
EQ2Wireは「ベリオスの定め」のベータNDAが解除されたときのリリースに向けて、記事の作成に数週間をかけました。これにはアイテム、仕様(開発者の引用付き)、パブリッククエストのプレビュー、新しいダンジョンとレイドゾーン、環境陰影や太陽光処理などのグラフィック新機能、新しいAAを閲覧できるAAブラウザなどが含まれます。また「ベリオスの定め」の飛行マウントの動画、飛行マウントを入手するクエスト、新大陸と旧大陸の動き方についても少しお話しする予定です。

中身を教えて?
いくつかの記事を投稿する予定ですが、内容は未定です。以下は急ぎのまとめです。

  • グループ/レイドゾーンはEQ2向けにデザインされていて、印象的、よく出来ている、魅力的、面白いコンテンツになっています。ダンジョンの難易度は「挑戦的」から「かなり挑戦的」まで及びます。「凍てつく氷の塔(ToFS)」は、実はゾーンを進んでいくと地形が変化します。EvacとCall of Heroはユーモラスな効果があります。
  • 他のMMOと比較してベリオスの氷の見た目は「ただの青い壁だ」と批判されましたが、アートはかなり衝撃的です。新しい友だち(オスミール)や新しい敵はTom Tobeyさん監修による素晴らしいアニメーションに仕上がっています。(シェーダー1.0を使っていれば)アートはすごいです。
  • 新しいコンテストのグループゾーン「カール・ドラッケル(KD)」は、EQ2でこれまでに制作された最大ゾーンです(ソルセックの眼より巨大です)。ハードモードの「ラロスゼックの寺院(ToRZ)」のグループインスタンスに匹敵するルート品をドロップします。ザ・ホールやカーナー城のような使い捨てゾーンではなく、カール・ドラッケルはアイテムの強化やレイドに向けたプレイヤーの装備強化の一部になるようにデザインされています。とことんハードです。
  • ソロクエストの多く(特にオーダー・オブ・ライムのクエスト)はどちらかと言えばまったりです。(Kaitheelさんのクエストとか)もちろん例外はありますが、多くのクエストは時間の浪費になりそうな明らかな暇つぶしで、ストーリーが進みません。
  • 飛行マウントは旧ゾーンでも新ゾーンでも素晴らしいです。飛行クエストは1日1回実行しなければならない5つの仕事で完結するので、ベリオスが出荷されてから5日後まで誰も飛行マウントを持てません。
  • ラヴァストームとキングダム・オブ・スカイの飛行は厄介です。エンチャンドランドとクナークの全ゾーンは楽しく飛べます。ネクチュロスの森とサンダリングステップの飛行は導入まで遡ってしまうゾーンデザインの欠陥のせいでかなり制限されます。エバーフロストは山の頂上のグラフィックが用意されていないため、トンネルに制限されますが、飛行するにはまずまずです。アントニカはベータ終了時点でも飛行できませんでした。ベータでは、大陸ゾーンで未完成またはミニチュア化されているものの、カーナー城、ブラッドスカルの谷、アンレストの館の上空を飛ぶことができました。カーナー城に着陸すると笑えます。mobがまったくいないミニチュア版になっているので。
  • 入手するために飛行が必要になるダークブルーのキラキラ(コレクション)があります。
  • パブリッククエストはRiftとWarhammerのパクリで、ジャイアントとドワーフが戦う戦場をうろうろしながら戦闘に貢献します。イベントのエリアにいる人数によってイベントがスケールします。ソロであれば、ソロの報酬品がもらえます。数名のグループなら、(グループを組んでいなくても)グループの報酬品がもらえます。これはコンテストmobの逆です。グループを組んでいるかどうかに関係なく、全員が宝箱をルートできます。24人のプレイヤーがいれば、レイドのルート品がドロップし始めます。今のところ、このルート品は期待しているかもしれないエフェクトやアドーンメントのスロットをまったく持っていませんが、装備が遅れているなら良いステップアップになるはずです。
  • アイテムはひどい状態です。
  • 大きなステータスと仕様の変更/統合が迫っています。この変更はレベル1〜90に影響しますが、レベル90の装備しか調整されていません。ベータフォーラムのお通夜ムードの原因になりました。
  • ギルドのイベント予定を知らせる新機能「ゲーム内カレンダー」、レイドで特定のmobやMA/MT/OTのターゲットを容易にする新機能「ターゲットシステム」、全員がAFKから戻っているかを確認するためにレイドリーダーが全員の画面に確認ウィンドウを出せる新機能「レディチェック」が導入されます。
  • 水面の反射などが改良されました。良くなった場所もあれば、悪くなった場所もあります。
  • 新しいグラフィック担当が「太陽光処理」「被写界深度」「環境陰影」を追加しました。たぶん最強は「環境陰影」です。フレームレートをそれほど下げずに、画面の暗い部分を暗くしていくので、暗い角は本当に暗いです。「被写界深度」は遠くにあるオブジェクトほど人工的なかすみを追加するだけです。大部分はいまいちでした。そして「太陽光処理」は顔を太陽に向けると、木をすり抜ける太陽光やオブジェクトからの木漏れ日を追加します。「おおっ」という瞬間もありますし、「それほどでも」という瞬間もあります。
  • ベータクライアントはバグだらけでした! ベータ中はずっとEQ2Xのストリーミングランチャーを使わなければならず、頻繁にクラッシュや完全な再インストールが発生しました。

ベリオスはどう?
ということで、ベリオスでコミュニティの絶賛を残したのはどこだったのでしょうか? 出荷前の拡張パックについて、これほど多くの人が不安になっているのを見たことがありません。「ベータクライアントが不安定すぎる」「クエストが物足りない」「クエストのバグが多すぎる」「未完成じゃないの、これ」といったEQ2ファンからの声を聞きました。ベリオスには問題があります。用意されたものをお見せしようとワクワクしていましたが、今はそれができません。

ライバル会社のTrion Worldsは「Rift」に自信満々なので、今週はNDAなしのオープンベータです。なんでも見て、体験して、議論して、スクリーンショットを撮ることができます。実は、Riftは1ヶ月以上前にベータNDAを解除しました。スクリーンショットを撮ろうが、ベータの詳細な記事を書こうがお咎めなしでした。

皆さんはSOEとEQ2チームがベストを尽くして、少しでも早くNDAを解除し、自信を見せようとしたと思うかもしれません。でもSOEの取り締まりは厳しくなり、乗組員は身の引き締まる思いをさせられ、ファンサイトは何も見せることが許可されません。ベータ中の開発者へのフィードバックは――これまでのどんなベータよりも――相当にまばらで、わずかにそこにあったものは一部の変更の説明のヘルプになっただけでした。

記事: Destiny of Velious Beta NDA Lifts, Just Kidding!

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